| 色覚:青・緑・赤の三色の秘密 |
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「色彩をRGB三色から作る方法」で、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の三色の配合で作るとしました。
なぜこの三色なのか、謎でした。でも、その理由が分りました! 私達人間の多くは、目の奥にある網膜に、赤、緑、青のそれぞれに反応する3種類の錐体があり(3錐体)、それらを使って色を識別しているそうです。 地球上に生命が誕生して以降、動物が視覚能力を獲得したのは脊椎動物が誕生するよりはるかずっと以前の太古の時代であり、近紫外~青の辺りの波長域に対する視覚(錐体の原型)が最初であったと言われているそうです。 脊椎動物の祖先から、魚類、両生類、鳥類、爬虫類と分化していく中で、生活環境に則した視覚能力を持つようになります。 水中に生息する魚類は、太陽からの紫外線を感じる必要があったからか、「赤、緑、青」に紫が加わる4錐体です。 「青に反応する錐体」は、生物に共通ですが、夜行性の生物など、色を識別する必要がない場合、2錐体、1錐体のものもいます。 「青に反応する錐体」が残っている、ということは、生命が「海」から誕生したことの証として「ロマン」を感じます。 人間の場合も、進化と生活環境変化の過程で2錐体から3錐体になったと言われています。 狩猟生活では2錐体(青:緑)で間に合います。でも、果実収穫などの場合には、完熟した果実を見つけ易いように、「赤」が見える方が有利です。 現代人の場合も、多くは赤、緑、青に反応する3錐体です。でも中には、赤+青、緑+青の2錐体の人もいます。 これは「色覚異常」ではなく、「色覚の個性」です。 ゴッホの場合も同じです。 同じはず、と思っていた景色の色合いが、人によって異なりうることを改めて知りました。 ![]() [ HTML5で色分解した写真をWebGLで3D表示するAway3Dデモ:その2 ] [ HTML5で色分解した写真をWebGLで3D表示するAway3Dデモ:その3 ] 「研究室に行ってみた。東京大学 色覚の進化 河村正二」 「目の奥にある網膜に、光を感じるセンサーとなる細胞があるのはご存知ですよね。 視細胞です。大きく二分し、桿体(かんたい)細胞と錐体(すいたい)細胞」です。」 「まず感度が違います。桿体はすごく高感度で、薄暗いところでも見えるんです。 薄明視といいます。光子1個でも反応する感度です。究極の高感度光センサーです。」 「一方、錐体のほうはそこまで感度はよくなくて、ある程度明るいところで働きます。 桿体と錐体があることで、夜の星明かりの明るさから真昼のところまで、大変広いレンジをカバーできるわけです。」 「色覚に関係するのは、明るいところで働く錐体の方です。例えば、人間について言えば、赤、緑、青に反応する3種類の錐体があって、それらを使って色を識別しているんです。」 桿体は高感度で、薄暗いところでうまく働く(薄明視)。 錐体は感度はそれほどではないが、明るいところで働き(桿体とともに広いダイナミックレンジを実現)、色を識別することが出来ます(色覚)。 [ 第1回 色覚はなぜ、どのように進化してきたのか ] [ 第2回 「色」は光にはなく、脳の中にある ] [ 第3回 魚の色覚はすごい! ] [ 第4回 なぜ霊長類はまた3色型色覚を獲得したのか ] [ 第5回 ヒトのような色覚多型を野生のサルで発見! ] [ 第6回 「正常色覚」が本当に有利なのか ] ![]() [ ヒトの色覚と動物の色覚 ] [ 色の基本的な知識 加法混色と減法混色って何? ] [ 2021年以降:デイリー 目次 ] | ||