LUCA=Last Universal

Common Ancestor
             

生命の起源とは?

これを考えるヒントとなる発見が先週発表されました。

南アフリカの地下に広がる20億年前の地層から、生きているとみられる微生物を採取することに東京大学の研究チームが成功しました。

南アフリカの北東部に広がる「ブッシュフェルト」と呼ばれる岩石の地層は、20億年前に地球の地下深くにあるマントルが上昇して地殻に入り込んで形成された極めて特殊な場所です。
そこにある岩の内部の亀裂付近を中心に多数の微生物が確認できたということです。

この微生物からDNAを含んだ細胞が見つかり、細胞内からは生きた生物が作り出すたんぱく質も検出され、見つかった微生物は岩の中で“生きている”とみられることも確認できました。



“20億年前”地球最古の微生物? 生命の起源に迫る重要な発見か!





JAMSTEC=海洋研究開発機構


深海熱水:チムニー


JAMSTEC=海洋研究開発機構=ジャムステックは「海のNASA」とも言われる重要機関です。

ここが水深6500メートルの深海で、微生物を見つけています。

そこは、海底近くにマントルがあり、チムニー(煙突)から400度の熱水が噴き出している場所です。
微生物は、水素、二酸化炭素を吸収し、メタンとエネルギーを創出、生きています。
酸素なしで生きています。

地球に生命が誕生したのは40億年と推定されます。
その前期13億年は無酸素状態、後期27億年は有酸素状態と言えます。
深海熱水で、現在、無酸素状態で生きている生物がいます。

LUCA=Last Universal Common Ancestor=私達が遡れる生物共通の祖先
更にその先は?生命の起源は何か?
現在想定されているLUCA以前の生命発生の可能性が見込まれている原因事由は以下四点です。
1.深海熱水
2.温泉
3.大気と雷
4.隕石

そのことから、話は宇宙に飛びます。
土星の第二の惑星:エンケラドゥスです。
そこには、生命に必要とされる有機物と熱源、そして液体の水の三つの要素が全て揃っています。
そこで、地球外生命の有力な候補地として考えられています。
話は飛びました。





地球最初の生命の謎に迫る!JAMSTEC.


地球46億年の歴史と 生命進化のストーリー
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