浜岡四季 句碑探訪 子規庵             

2024/04/10 ・・・飲み屋から近い上野公園の桜はぎりぎり美しさを保っていました。

その前にちょっと立ち寄った子規庵では絶筆三句の碑がありました。

をとゝひの へちまの水も 取らざりき

糸瓜咲て 痰のつまりし 佛かな

痰一斗 糸瓜の水も 間にあはず

うろ覚えもあったので、旧かなが何とか読めました。


座って、横になって、子規の目線になれる唯一の史跡・・・根岸子規庵



子規を訪ねて 〜子規庵〜


「 夢 」正岡子規 (あおぞらぶんこ)
○先日徹夜をして翌晩は近頃にない安眠をした。
その夜の夢にある岡の上に枝垂桜が一面に咲いていてその枝が動くと赤い花びらが粉雪のように細かくなって降って来る。
その下で美人と袖ふれ合うた夢を見た。
病人の柄にもない艶な夢を見たものだ。
〔『ホトトギス』第二巻第四号 明治32・1・10〕

「 酒 」正岡子規 (あおぞらぶんこ)
○一つ橋外の学校の寄宿舎に居る時に、明日は三角術の試験だというので、ノートを広げてサイン、アルファ、タン、スィータスィータと読んで居るけれど少しも分らぬ。
困って居ると友達が酒飲みに行かんかというから、直に一処いっしょに飛び出した。
いつも行く神保町の洋酒屋へ往って、ラッキョを肴で正宗を飲んだ。
自分は五勺飲むのがきまりであるが、この日は一合傾けた。
この勢いで帰って三角を勉強しようという意気込であった。
ところが学校の門を這入る頃から、足が土地へつかぬようになって、自分の室に帰って来た時は最早酔がまわって苦しくてたまらぬ。
試験の用意などは思いもつかぬので、その晩はそれきり寐てしまった。
すると翌日の試験には満点百のものをようよう十四点だけもらった。
十四点とは余り例のない事だ。
酒も悪いが先生もひどいや。
〔『ホトトギス』第二巻第九号 明治32・6・20〕

正岡子規の句碑は彼が25歳のとき、房総の旅に出たこともあり、千葉にも残っています。

「霜枯の佐倉見上ぐる野道かな」

佐倉市ゆかりの文学碑探訪

 

佐倉市散策(1)・・川村記念美術館を訪ねます。

 


書記長の居宅近くの「大和田」にも句碑建立の話があります。
そう言えば、最近、鶯の声が良く聞こえます。

鶯や 窓をひらけば 竹の藪
正岡子規句碑建立への寄付金のお願い

 

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