右回り(時計回り)?左回り(反時計回り)?           

先日、ネットで羊がひたすら右回り(時計回り)をしている映像を見ました。
(以下:偉大な羊の謎!!!をクリック願います。)

[ 偉大な羊の謎!!! ]

他方、陸上競技など「走る競技」では、通常左回り(反時計回り)に回ります。
(以下:東京五輪のマラソン映像を御覧下さい。)



例外として、競馬競技がある旨、お断りしておきます。

それでは、人間左回りの法則】なぜ「走る競技」では、反時計回りが多いのか?

その理由らしきものを挙げると、以下のようにも言われています。

1.心臓が体の中央からやや左側にあり、それを守っている。

2.少しだけ右足の方が長い。(7割の人にその傾向が見られるそうです。)

3.左足を軸にして、右足で強く蹴り出す。

4.すでに慣れてしまっている。(子供の頃からトラックをそう走ってきたから。)

5.地球の自転による「コリオリの力」が働く。(但し、北半球での話。)

Corioliskraftanimation.gif


更に、右側に重たい肝臓があるので、重心が自然と左に寄るから、とか 感覚を司る脳が右脳で、左半身とつながっているから、とか言われています。

また、歩いている人の前方から障害物が出てきた場合に、多くの場合、左側に避ける、とも言われています。

そこで、左足が軸足となった右足を出し、回ることになり、左回りとなります。

さらに、買い物場面では、左手にカゴを持って右手で取る右利きスタイルが好まれ、結果として左回りになるようです。



実際に、オリンピックのトラックが右回りの時期もあったそうですが、左回りを試した所、記録が改善したため、1912年より、左回りとなった経緯があるようです。

ではなぜ[ 偉大な羊の謎!!! ] では羊は右廻り(時計回り)し、人はトラック、コンビニで、左回り(反時計回り)を好むのか?

羊とヒトの心臓は極めてよく似ている旨の研究論文があります。

羊とヒトの心臓刺激伝導系の比較

 

また、驚くことに、「DNAの二重らせんは、そのほとんどが『右利き=右回り』である」という研究があります。

DNAの二重らせんは、そのほとんどが『右利き』である

 

そうすると、本来「右回り」が基準だったものが、ヒトでは後天的に「左回り」になった、という経緯が妥当する気がします。

ヒトの身体の左右対称性の例外としての心臓の問題、興味深い問題です。

   
なぜ心臓は左にあるのか?左右非対称性の謎に迫る

 

「右回り(時計回り)?左回り(反時計回り)?」 問題は、「底なし沼」です。


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