女性天皇の代替わり:飛鳥時代~奈良時代 |
聖徳太子は、20歳年上の叔母、推古天皇を助け、数々の改革を行いました。 推古天皇は、126代と連綿と続いている天皇の系図の中で、最初の女性天皇です。 飛鳥時代~奈良時代は、歴代10代の女性天皇のうち、8代が輩出した時代です。 男系の血筋とはいえ、女性活躍が言われている現代の先を行っていた時代とも言えます。 そこで、女性天皇の明細、その系図を纏めて見ました。 女性天皇=● (歴代10代:8人:●のほかに109代:明正天皇:代117代:後桜町天皇) 男性天皇=★★★ 重複天皇=■ ●33代:推古天皇 (29代:欽明天皇:子) ★★★34代:舒明天皇 (30代:敏達天皇:孫) ●35代:皇極天皇 (34代:舒明天皇:妻) ★★★36代:孝徳天皇 (35代:皇極天皇:弟) ●37代:斉明天皇■(35代:皇極天皇と同一人物) ★★★38代:天智天皇 (34代:舒明天皇:子=中大兄皇子) ★★★39代:弘文天皇 (38代:天智天皇:子) ★★★40代:天武天皇 (38代:天智天皇:弟) ●41代:持統天皇 (40代:天武天皇:妻) ★★★42代:文武天皇 (40代:天武天皇:孫) ●43代:元明天皇 (42代:文武天皇:母 ) ●44代:元正天皇 (43代:元明天皇:子 ) ★★★45代:聖武天皇 (44代:元正天皇:甥) ●46代:孝謙天皇 (45代:聖武天皇:孫 ) ★★★47代:淳仁天皇 (40代:天武天皇:孫) ●48代:称徳天皇■(46代:孝謙天皇と同一人物 ) ★★126代:令和天皇 聖徳太子死去(622年):推古天皇死去(628年)を経て、舒明天皇が即位(629年)、 その後、中大兄皇子と中臣鎌足が、蘇我氏を排除し、政治改革をしました。(645年) これが「大化の改新」です。 この改革により豪族中心の政治から天皇中心の政治へと移り変わったと言われています。 中大兄皇子は、天智天皇として即位しました。(668年) これ以後、舒明天皇一統の天皇が輩出されることとなります。 その後、古事記編纂(712年)、日本書紀編纂(720年)などが続き、50代桓武天皇 により 平城京から長岡京、更に平安京への移転が成されます。(794年) [ 歴代の女性天皇 : 過去の10代8人はいずれも 父方に天皇の血筋を引く“男系” ] [ 2021年以降:デイリー 目次 ] | ||