ナビエ・ストークス方程式数値シミュレーション           

真鍋淑郎 博士が、「二酸化炭素が増えれば地球の気温が上昇し、地球温暖化につながる」ということを世界に先駆けて発表したのは、今から50年以上前も前のことです。

彼は、気候モデルの研究者であり、地球科学分野でコンピュータでシミュレーションを行うための数値モデルの開発の先駆者の一人としても知られています。

こうした成果がもとになり、地球温暖化や気候変動の研究が進みました。

彼の研究にも関連が深い「流体力学と気象」に関連した記事です。

[ ノーベル物理学賞2021受賞決定 真鍋淑郎 博士 ]


真鍋淑郎氏


プリンストン大学時代の真鍋淑郎氏(中央)、恩師スマゴリンスキー博士(右)

地球は液体である水、気体である空気、波動である磁力線で覆われています。
地球が自転し、太陽の周りを公転している限り、地表は、流体の動きに左右されます。
従って、気象と流体力学とは密接に関連しています。
そこで、真鍋淑郎 博士の恩師スマゴリンスキー博士の流体シミュレーション LESの登場です。

[ 気象計算と流体シミュレーション、スマゴリンスキー博士 LESの登場 ]



電磁気学におけるマクスウェル方程式も、天気予報で見る風向きの矢印と共通点があります。


流体の流れにも一定の法則があり、それを示すのがナビエ・ストークス方程式です。
これは、流体の運動を記述する2階非線型 偏微分方程式であり、流体力学で用いられています。
以下は、そのシミュレーションによって作成された図形、映像並びに解説動画です。
ナビエ・ストークス方程式





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