多摩美術大学・日吉拓哉画伯           


多摩美術大学統合デザイン学科在学中(2022年2月時点)
千葉県習志野市出身の日吉拓哉さんは、東京五輪日本代表・サッカー日本代表の田中碧選手と鷺沼小学校の同級生で、同じクラスでした。
しかも、『さぎぬまSC』に所属して一緒にサッカーをしていたそうです。

田中碧選手がサッカーを極めて結果を出した一方、日吉拓哉さんは大学受験に失敗して挫折を味わいましたが、2浪の時に美大の予備校に通ったことで絵画の魅力にハマり、絵を描きまくった結果、1年で多摩美術大学統合デザイン学科に合格できました。
そして、Twitterでオマージュ浮世絵や『日本語に見えないひらがな』を発表してバズり、大学生でありながら注目の芸術家として認知されるに至っています。
大学卒業後は、クリエイティブな仕事に就くことを目標にしているそうです。

日吉拓哉がバイオリニスト・葉加瀬太郎のアルバムジャケットを手掛ける日吉拓哉さんは、多摩美術大学統合デザイン学科に在籍する無名の大学生でした。
造形や描写、グラフィックなど、分野を問わず様々な芸術に触れる学部のため、忙しい日々を過ごしていましたが、『浮世絵で現代の東京を描く』という課題が出されます。

オリジナリティがないことに疑問を抱きつつも、開き直って葛飾北斎の富嶽三十六景・神奈川沖浪裏をマネして、そこにパンダやモノレール、アメ横などを加えた作品「不忍池大氾濫」を描き、これをツイッターにアップしました。

作品が評判となり、葉加瀬さんが購入したのがきっかけで、SNSでの交流は続き、葉加瀬さんは友人らとの合同作品展にも来場、食事をともにする仲となったそうです。
その間も自身の作品をSNSにアップしていた所、葉加瀬さんから「ジャケット絵を描いてほしい」と依頼され、CDアルバム『SONG BOOK』のジャケット絵を制作しました。

作品には葉加瀬さんがバイオリンを弾く様とともに、円を描くように名称をデザインし、四隅には葉加瀬さんを象徴するエトピリカやひまわりが描かれています。
日吉さんはオーダーを受け、2カ月ほどで制作。0.03ミリのペンで描き、デジタルで色を載せたそうです。「手を描くのに力を入れた。特徴ある髪は苦労した」と振り返っています。
特徴ある髪は、葉加瀬さんが大好きなラーメン風にしたそうです。

作品を見た葉加瀬さんは「いいね」と一発OKし、「見た目が綺麗だけれど、どこか毒がある。ムスクの香水のよう」と評価したそうです。

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