東川町 ⇒ アイヌ民族           


「北海道旧土人保護法」が1899年に制定されました。
ほぼ一世紀後、アイヌ民族初の国会議員:萱野茂氏の提案で1997年に廃止されました。
代って「アイヌ文化振興法」が新設されることとなりました。



常本照樹北大名誉教授によれば「旧土人法」に基づき、以下の施策が実行に移されました。
1.アイヌの土地の没収
2.収入源である漁業・狩猟の禁止
3.アイヌ固有の習慣風習の禁止
4.日本語使用の義務
5.日本風氏名への改名による戸籍への編入

今世紀に入り、 先住民族の権利に関する国際連合宣言(草案1993年~採択2007年)を日本は批准、反対はオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、アメリカ四カ国です。
最近では、今までは隠蔽されてきた先住民族虐待の事実が報道されるようになっています。

日本でもアイヌの人々への対応に変化が起き始めています。
2014年8月に掲載が開始された漫画「ゴールデンカムイ」は若者に好評な中、今年四月に掲載が終了しました。
これに関して、松野官房長官は、次のようにコメントしています。
「アイヌ文化が紹介されていることもあり一般の方々の関心を高める上で効果があった。」

2020年7月には、「民族共生象徴空間」愛称ウポポイが設立されています。

ヌプリコロカムイノミ(本編)(25分)

制作者 写真の町 北海道上川郡東川町



率直にお話し頂いた「川村兼一」氏は、昨年2月9日に、神の国に旅立たれました。

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